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【レポート】まちを巡って三茶の心地よさに浸る2日間!「三茶縁日」を開催しました!

三軒茶屋のまちを巡りながらスタンプラリーを楽しむ家族連れや、お酒を片手に音楽に酔いしれる若者たち、ワークショップに没頭する子どもたちの笑顔……。

11/29(土)・11/30(日)に行われた「三茶縁日」は、晴天の中、開催することができました。足を運んでくださったご来場者の皆さま、本当にありがとうございました!

「三茶縁日」の会場のひとつ、「sancha have a goood market」の様子。2025年最後の開催となった今回は、“三茶に灯る赤提灯マーケット”をテーマに掲げました

9つのエリアで食と音楽、カルチャーを楽しむ!

イベント会場は、全部で9カ所。来場者の皆さんが、三茶の様々なエリアを巡りながら楽しめるイベントを目指しました。どの会場も賑やかで、楽しんでいる皆さんの様子に思わずほっこり。それぞれの会場エリアについてご紹介します!

➀「sancha have a goood market」の会場の中心には「ぐるぐる酒場」を設置! 7軒の飲食店の店主が、同じブース内で美味しいお酒やご飯を提供しました。
②コインパーキング「Times」で行われた「三茶パーク」。「キクヤ」さんによるラム串や、ロス野菜を使ったスープなどと共に、焼酎やビールが楽しめました。
③栄通りの「サンカクラウンジ」では、昭和女子大によるアクリル端材を使ったワークショップや、ライブを聞きながら古着やコーヒーが楽しめるラウンジも!
④「ヨリミチ商店街」では、「NUPURI」さんによるワインの販売や「sarkara」さんの美味しい焼き菓子が登場!子ども向けのふくさ絵教室なども開催されました。
⑤クリエイターズスクールによる「コドモデパート」は三茶パティオの地下噴水前で開催。毛糸やリボンなどの素材を使い、子どもたちが自由に作品作り!
⑥世田谷線駅前広場は「三茶蚤の市」として、8店舗ほどのフリーマーケットが登場。地域ファンづくりのためのプラットフォーム「ツクリテ」とのコラボです。
⑦『西友』の西友裏通りの様子。ラグビーチーム「ブラックラムズ東京」の選手たちと一緒に、ボールを投げたりタックルしたりと、子どもたちがラグビー体験を楽しんでいました!
⑧歩行者天国の茶沢通り南では商店街による子ども向けの射的などの縁日や国士舘大学西村研究室による「DIYストリートパーク」、三茶のシェアハウスによる唐揚げやたい焼きの販売などが行われ、賑わいました。
⑨ゴリラビル近くで開催されたマーケットはアートコレクティブ「A.N.D.」によるマーケットを開催。一点ものの作品やオリジナルグッズがずらり!

どこか下町のような雰囲気がありながらも、様々なカルチャーが生まれ、育まれていく三軒茶屋。今回、イベント会場を巡る2日間で、この街の魅力を改めて感じることができたら嬉しいです!

「三茶縁日で、地域をもっと盛り上げたい」。仕掛け人たちが語るイベントの未来

「三茶縁日」のきっかけとなったのは、三軒茶屋の未来像を描き、みんなで実現に向けて取組みを共有していく「三茶のミライ」。地域と世田谷区、まちに住む人々が、一体となってまちづくりを行うこの計画は2022年からスタートしました。
その取組みのひとつとして、「三茶縁日」は行われました。開催を推進した実行委員会の4人、世田谷区世田谷総合支所街づくり課の赤堀弘幸さんと三茶ワークカンパニーの吉田亮介さんと近藤陽太さん、三茶で美容室『CCCCCCC』を営み、栄通り商店街の理事でもある合渡慎介さんに、開催までの秘話を伺いました。

楽しそうに話す4人の様子。左手前から時計回りに、赤堀弘幸さん、近藤陽太さんと吉田亮介さん、合渡慎介さん。時には厳しい意見も出し合ったのは、“まちをもっとよくしたい”という熱い想いから。

―「三茶縁日」はどのようにして開催されましたか?
赤堀さん:「三茶のミライ」の目標のひとつとして、「地域と行政で協働しながらもっとまちを良くしていくための体制や仕組みづくり」があります。初めは勉強会から……と思っていたのですが、吉田さんと合渡さんがそれではダメだと(笑)。「具体的なアクションとして、have a goood marketの開催に合わせて、さっそく動き始めましょう」と案を出してくれました。世田谷区としては前例のないイベントだったので、開催に至るまで時間がかかってしまいましたが、三軒茶屋の広範囲を使って大きく新たなイベントを生み出したいと思い、合渡さんたちと組織を立ち上げてチャレンジすることになりました。

吉田さん:そうでしたね(笑)。でも僕たちだけでは、様々な公共スペースを活用させていただくことはできなかったし、三茶のまちの様々な方たちと一緒に一つのイベントを企画するのも難しかったと思います。行政とタッグを組んだからこそ、この規模で面白いことができたんだと思いますね。
合渡さん:そうだね。お互いに意見を言い合って、同じテーブルで話し合えたのは貴重だったと思います。僕はこれまで、まちのために一人でチャレンジしても、どこか空回りすることが多くて。行政と連携できると聞いた時、「もっと商店街が面白くできるな」と思いました。

―皆さんの街づくりに対する熱い想いが感じられます! 今回のイベントには大人だけでなく、子どもも楽しめるコンテンツが豊富でしたね。
合渡さん:そうですね。三軒茶屋はちょっとオシャレなイベントが多いイメージなので、子どもが動いて楽しめるようなコンテンツは少ない印象でした。子どもたちが楽しく体験できるようなコンテンツがあれば、それを見ている大人も自然と楽しめませんか? だからなるべく子ども向けのコンテンツは増やそうと思っていましたね。
吉田さん:今回はファミリーからの評価も良さそうなイメージでした。
赤堀さん:そうですね。今後も大人から子どもまで楽しめるまちの風景を創っていきたいと思っています。色々なエリアを回ってもらうためのスタンプラリーも、家族で楽しむ方が多かった印象ですね。

予約制のワークショップや飛び入り参加できる子ども向けコンテンツなど、子どもたちも自由に楽しめるスポットを豊富に用意していました。

―良いですね! 次回に活かしたい反省点はありますか?
赤堀さん:街の活性化をテーマとすると、一度で終わりではなく、今後も開催していくことが大事だと思います。継続性を考えた時に、もっと仲間が必要ですね。
吉田さん:そうですね。あとは賛同して一緒に盛り上げてくれる協賛企業を募集したり、事前の情報発信もやり切れていない部分があったと思います。初回ということもあり、なかなかリソースが足りていませんでした。
合渡さん
:確かにね。継続して開催することで、賛同してくれる人も増えるはず。まずは開催し続けることに意味があるのだと思っています。

―なるほど! 最後に今後の展望をお聞かせください!
吉田さん:先ほども継続性という話が出ましたが、年4回の開催を目指したいところです。ね、赤堀さん?(笑)

赤堀さん:年4回はちょっと大変すぎます(笑)。 地域をより良くしていくという「三茶のミライ」のひとつに、この「三茶縁日」があったと思います。今後は体制づくりを強化して、引き続き頑張っていきたいです。
合渡さん:そうですね。三軒茶屋のエリアごとにディレクターをつけて、イベントを開催したら、自分ごとになってもっと面白いかもね。
吉田さん:良いね! この街らしく、20~30代前後の人たちに企画の段階から入ってもらうのも楽しい気がする……。
合渡さん:確かに。フレッシュな人たちが動いているイベントは、三茶らしさもあるよね。若い人たちと繋がる受け口も作らないと。次回に向けて、またゆっくり話しましょうか!

「三茶縁日」は、三茶のミライを実現するための第一歩。イベント会場で出会った人たちと、また新しい縁で繋がっていきながら、次回の開催を心待ちにしております! 来年もまたこの場所でお会いしましょう!

Text by 高橋さくら(世田谷ライフ編集部)
Photo by Naoto Date

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